
「子供に何か習い事を始めさせたい。」
そう考えたとき、多くの保護者の方は「どの習い事が人気なのか」「将来に役立つのか」といったことを調べるのではないでしょうか。
もちろん、それも大切なことです。
しかし、ダンス講師として多くの子どもたちと接してきた中で、私が最も大切だと感じているのは、「どんな習い事を選ぶか」ではなく、「本人が続けたいと思えるか」です。
この記事では、芦屋で習い事を探している保護者の方へ向けて、現場で感じてきた「長く続けられる習い事」の共通点についてお話しします。
目次
人気の習い事より「本人に合う習い事」を選ぶ
習い事には、ダンス・スイミング・ピアノ・英語・体操など、さまざまな選択肢があります。
「人気だから」「友達が通っているから」という理由で始めることもあるでしょう。
きっかけとしては、それでも構いません。
ですが、実際に長く続く子どもたちを見ていると、共通しているのは「楽しい」と感じていることです。
周りと比べるのではなく、本人の性格や興味に合った習い事を選ぶことが、成長への第一歩になります。
上手な子より、続けられる子が伸びる
現場で子どもたちを見ていると、最初から上手だった子が一番成長するとは限りません。
最初は人見知りだった子。
自信がなかった子。
思うようにできず悔し涙を流した子。
そうした子どもたちが、「もう一回やってみよう」と少しずつ挑戦を積み重ね、大きく成長していく姿を何度も見てきました。
習い事は短期間で結果を求めるものではありません。
続けられる環境があるからこそ、子どもは自信を育み、成長していきます。
「参加しない」という行動も、子どもからの大切なサイン
ダンス講師として子どもたちと接していると、ごく稀にレッスンへ来ても輪に入ろうとせず、座ったまま過ごしたり、「やりたくない」と参加を拒んだりする子どもに出会うことがあります。
もちろん、初めての場所や慣れない環境に緊張しているだけという場合もあります。そのため、最初から「向いていない」と判断することはありません。
しかし、2度目のレッスンでも同様に自分から参加しようとしない様子が見られた場合、私は「本人は本当にこの習い事をやりたいと思っているのだろうか」と考えるようにしています。
そのような場合、私は保護者の方にも聞いていただけるよう、その場で本人に「本当はやりたいと思っている?」「それともやりたくない気持ち?」と、本人の意思を確認するようにしています。
保護者の方の前で確認するのは、本人の気持ちを一緒に共有するためです。
本人が「やりたい」と答えたのであれば、その気持ちを大切にしながら、安心して参加できるようサポートします。
一方で、「やりたくない」と答えた場合は、その気持ちを否定するのではなく、なぜそう感じているのかを一緒に考え、本人にとって何が一番良いのかを保護者の方と話し合うようにしています。
子どもは、自分の気持ちを大人のように上手く言葉で伝えられません。
だからこそ、「参加しない」「動かない」という行動そのものが、「本当はやりたくない」「まだ気持ちが向いていない」というサインになっていることもあります。
保護者として、「せっかく始めたのだから続けてほしい」と願う気持ちは、とても自然なことです。
ですが、私が現場で大切にしているのは、無理に参加させることではなく、本人の気持ちを確認し、その理由に目を向けることです。
子どもが自分の意思で「やってみたい」「楽しい」「もっとできるようになりたい」と思えたとき、初めて習い事は本人自身の経験になります。
だからこそ、「どうして参加したくないのかな」「何が嫌だったのかな」と、一度立ち止まって本人の気持ちに耳を傾けることも、とても大切だと私は考えています。
体験レッスンで見てほしいのは「先生」だけではありません
体験レッスンでは、「先生が優しいか」「教え方が分かりやすいか」を見る方が多いと思います。
もちろん、それも大切です。
しかし、それ以上に見てほしいのは、本人の表情です。
楽しそうにしているか。
興味を持っているか。
終わったあとに「また行きたい」と話しているか。
そうした反応は、その習い事が本人に合っているかどうかを知る、大切なヒントになります。
習い事は、技術だけではなく人として成長する場所
習い事では、技術だけではなく、
- あいさつをすること
- 話を聞く姿勢
- 仲間を思いやる気持ち
- 挑戦する勇気
- 最後までやり抜く経験
など、学校や家庭だけでは学びきれない多くのことを経験できます。
だからこそ、結果だけではなく、その過程を大切にしてほしいと思っています。
まとめ
芦屋には多くの習い事があります。
大切なのは、「人気だから」「将来のためだから」という理由だけで選ぶのではなく、本人が「やってみたい」と思える環境に出会うことです。
習い事は、本人の可能性を広げるきっかけの一つです。
そのきっかけが、本人にとって楽しく、安心して挑戦できる場所であることを願っています。
